介護職の業界でも、転職は若手が有利と思う方がいるかもしれません。実は、ミドル世代と呼ばれる35歳～54歳の転職者も大いに歓迎されるのが介護職の現場です。介護職の転職で強みとなるミドル世代の特徴はどのようなものでしょうか。ミドル世代は、若手と比べて利用者と年齢が近いため、親近感を持って安心して介護を任せられるという利用者が多いです。長年の社会経験を活かして、高齢者と適切にコミュニケーションをとることができるでしょう。さらに、長年興じてきた趣味があれば、レクリエーションの時間に取り入れたり、高齢者との会話で話題にすることができます。子育てや介護職以外での就労経験など、人生経験が人としての厚みを持たせます。利用者にとって魅力的な人物として歓迎されるはずです。
キャリアの観点からミドル世代は、一般職員としてではなく、管理職として活躍することも期待されています。転職活動中の面接では、キャリアプランについて伝えると好印象です。ケアマネージャーなど、有資格のポジションに挑戦する意向を示すと、即戦力としてだけではなく、将来のリーダー候補としても高い評価を得られることでしょう。もしもキャリアアップに興味がなかったとしても、若手の教育係として、社会経験や人生経験を活かした活躍を期待してもらうことができます。ミドル世代は利用者だけではなく、従業員との関わり合いにおいても良い影響をもたらすことが期待されています。