異業種からミドル世代で介護職に転職

介護職は異業種からの転職が多く、ミドル世代から介護の資格を取得し、介護スタッフとして働く人もいます。介護職として働く場合、初任者研修の資格を持っていれば年齢や経験が不問の求人も多く転職しやすいことも特徴のひとつですが、介護職として働く際に注意しなくてはならないこともあります。まず一番重要なポイントが体力を必要とする点です。利用者の介護はコツをつかむまでは重労働です。体重の軽い高齢者でも力任せに起こそうとすると腰を痛める原因になります。自身の体の負担を軽減するためにもまずは正しい介助の方法を学ぶことが重要です。

また、介護職は身体を使うだけでなく、利用者との関わりも重要な要素です。利用者の多くは人生の先輩で、かつ介護サービスを利用している利用客という側面を持っています。介護をしてあげているという気持ちではなく、必要な介護サービスを提供しているという意識を持ち、人生の先輩として失礼の無いように接しなくてはいけません。介護職は介護スタッフだけでなく、働く場所によって看護師や医師、相談員など他職種とチームを組んで業務を行います。そのため、介護の知識や技術だけでなく、医療に対する知識や専門用語も覚えなくてはいけません。特に医療用語は聞きなれない言葉が多く、最初のうちは戸惑う人も多いですが、日ごろから他職種との関わりをもち、分からないことはすぐに聞けるようにコミュニケーションを図ることも方法のひとつです。